隅田の苫屋のぶろぐ


by hg20706
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歎異抄のすごいのは、悪人正機より、
”念仏は、まことに浄土に生まるるたねにてやはんべるらん、また 地獄に堕つる業にてやはんべるらん、総じてもって存知せざるなり。”という部分だと思う。
真実はたしかに生者には知りようがないことだから、正直だといえば正直だが
指導者の言葉としては、問題発言だと思う。
拙が、ナザレのイエスと親鸞を似ていると思えないのは、ここである。
海千山千で自立心の塊のような鎌倉武士に何故他力本願が受け入れられたかの答えの一つが、この正直さであり、この章の本論である
”親鸞の言葉たとい法然聖人にすかされまいらせて、念仏して地獄に堕ちたりとも、 さらに後悔すべからず候。”
”よき人の仰せを被りて信ずるほかに、別の子細なきなり。”
他人を信じる、信じた以上迷わない、そしてたとえ誤っても自分の判断だから後悔しない。
他力本願とは、他人に寄っかかるのではなく、自分が信じる心だと思う。

日本の伝統的な心という言葉をたまに目にするが、時代によって日本人は変わってきているように思う。
この本は鎌倉武士、板東武者の特徴としてとらえていいと思う。
ありがたいのは、このような言葉が残っているおかげで、現代の自分が自分なりの道を捜すことができること
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by hg20706 | 2016-09-04 20:49 | くだらない戯言