隅田の苫屋のぶろぐ


by hg20706
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差別する側の人間として人権擁護法案に反対します

1993年9月というから、今から20年前の話になるが
仕事が終わって居酒屋で夜食を食べていたとき
逸見政孝氏の東京女子医大の術後会見の様子がテレビのニュースで流れた
一人の親父が、「有名人はいいよな、一流の先生達の特別な治療を受けられて、癌が治るだろう。」
とほざいた。
よくある酒場の愚痴であり
よくある世間の差別に対する抗議である
しかし、絶望に命がけで戦う人、余命を全力でサポートする覚悟で会見に臨む医師。
彼らに思いをはせていた耳に入った卑俗な言葉に
「腹腔内の癌を取ったということは、腹膜播種といって、助からない状況です。余命数ヶ月」
拙の言葉に店内が凍り付いた。
「医学は進歩してるんだから、助かるだろう」
「俺はそんな意味でいったんじゃない。有名人が特別扱いされることを怒ってるんだ」
親父の抗議に対し
「死ぬよ」と冷たく繰り返し、親父を徹底的にへこました。
その日のマダムや他のお客さんには申し訳ないことをしたものだ。

何故、昔の話を書いたかというと

差別された人間は、とても差別に敏感になっていて
差別した人間に差別意識がなくても、差別の苦しみを味わう
受けた側の訴えで差別は成立する

なんども受けた同和教育がしみ込んでいて
それを、ブルジョアジーの家に生まれた人間である拙は
差別する側としてそれをどう考えてゆくかを追求しています。

もし人権擁護法案が当時に成立していたら
このような案件で、もし親父が
差別だと人権委員会に訴えたらどうなるでしょう?
ただの世間話ではなく、自分が何かの差別をうけていて
テレビの逸見氏に本当に苦しみを感じたなら。

人権委員会が病床の逸見氏に委員会への出頭を要請する?
担当医師に出頭を要請する?
親父を直接いじめた拙に出頭を要請する?

ありえない馬鹿馬鹿しい話でしょうか
でも当時は、その親父だけでなく
死亡報道がでるまで、逸見氏に対する世間の目は厳しいものでした。
ちょっと形がかわれば、ありえる話のように思います
人権擁護法案に反対するのは
差別意識がなくとも差別する側として、いつ訴えられるかという恐怖の元にであります

拙が実際差別した経験については、別宅に”部落差別”としてかいてあります。
人権という観点のみで、Kに人権委員会に訴えられたら、拙は有罪でしょうか


ちなみに、奥さんは、差別される苦しみをたまに訴えますが
拙はそのほとんどが実感できません。
夫婦喧嘩の原因の一つです。
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by hg20706 | 2013-08-28 01:18 | くだらない戯言